生産性の正体を暴く 後編
[2020年1月29日 05時26分]
さあいよいよ生産性の正体を暴いていきたいと思います。
なぜこのお題にあえて挑戦したのかと言えば、
前編でも書いたように僕は本当にノロマなまあ優しい言葉で言うと
ゆっくりな男だと言われてきました。自分ではめっちゃ頑張って早いつもりでいてももっと急げと言われたし、気づくと車も40キロで走っているというゆっくりとした性格。
でも畳職人の世界、今日は何枚縫えたのか?
明日は昼までに20枚縫うぞ。と親父や叔父に言われる見習い期間を過ごしてきました。
未だに工房に親父が来ると何枚縫えたんか?と聞いてきます。
おそらくそういう時代だったのでしょう。
僕はいつも思ってました。
何枚縫えたかよりもっと大切な事あるのではないか?
そう。
ここに僕が思う生産性の正体があります。
すなわち生産性とは
”いかに解くべき課題を早く見つけ解決するかの時間を表す概念”
なんじゃないかと。
わかります?
畳の試験に例えます。
前編でも書いたように、僕は先生にスローだねーって言われるくらい手が遅かった。
でも僕は必ずいけると思った。
この時とくべき課題は一定の綺麗さで木枠に時間内に入れる事です。
手の速さだけの試験なら落ちていても段取りだったり、変な失敗しない事だったりうまく省略できるとこは省略していくだったり、方法はいくらでもある。
そりゃ早いに越したことはないけど
ゴールがお客様の喜びや感動だったりするならば、ここでぶっちぎり一位合格だろうが、ビリッケツの合格だろうが関係ない。
極論ですけど
そう。手が遅いとか、足が遅いとか、耳が悪いとか目が悪いとか関係ないんだ。
そしてこれは「ウサギとカメ」的な話でもない。
とくべき問題を見極め一直線に走れるなら、例え相手がウサインボルトでも負けない。
ランチェスター戦略にも似てるけど、
これが僕の生産性の定義。
お客さんに喜んでもらうには?
という問いに一直線にひた走る。
少々足が遅くても真摯に立ち向かい受け止め軌道修正しながら走れるならば、生産性は期待できる
昨日も書いたけどウィキペディアで調べると
生産性とは、経済学で生産活動に対する生産要素の寄与度、あるいは、資源から付加価値を産み出す際の効率の程度の事を指す。
一定の資源からどれだけ多くの付加価値を生み出せるかという測定法と、一定の付加価値をどれだけ少ない資源で産み出せるかという測定法がある。
とあったけど、
ここで僕が思うのは効率的に多くの付加価値を産む必要はないんじゃないかということ。
立ち向かうべき問題を見極めて、一つの最大効果的な要素を施す。
これが付加価値なんだと思うし、最高の生産性なんだと思うのです。
まあ自論なんで共感してくれというわけではありません。
ただ最初に述べたように、
世界のどこかで日々
「お前は効率が悪いんだよ!!」
とか
「お前は自分の足考えた事あるのか?」
なんて理不尽に怒られて自分にも世間にも嫌になっている方に届けば嬉しい。
きっとやれる。
僕らは可能性に満ち溢れてるよ。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
それでは今日も目の前に人を最高にハッピーにする仕事を
ほっこりしようぜ
おしまい
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